私の身近な人がガンになり、愛知ガンセンターの医師に聞いたら、
即座に「わかならないのですよ」が答えでした。
「がんはどうしてできるの?」というお客さんの質問に
下記のように答えています。
答え:実を言うと、がんが何だかよくわかりません...。
人のカラダは約60兆個の細胞からできています。
細胞が分裂するときには、元のDNAをコピーして、
新しい2つの細胞に振り分けます。人間のすることですから、
コピーミスを起こすことがあります。
これが遺伝子の突然変異です。
突然変異を起こした細胞は多くの場合死にますが、
ある遺伝子に突然変異が起こると、細胞は死ぬことができなくなり、
止めどもなく分裂を繰り返すことになります。
この「死なない細胞」が、がん細胞です。
質問:「死なない細胞」が、がんということですか。
答え:最近では、がん細胞は健康な人のカラダでも
1日に5,000個も発生しては消えていくことがわかっています。
がん細胞ができると、そのつど退治しているのが免疫細胞(リンパ球)です。
しかし、年齢を重ねると、突然変異が積み重なってがん細胞の発生が増える一方で、
免疫細胞の機能(免疫機能)が落ちてきます。
生き残ったがん細胞が、やがて、塊としての「がん」になっていくのです。
ではガンになりやすい原因とは何かです。
ある医院のサイトから引用します。
・・・がんは感染症由来のものもありますが、
生活習慣病の一種とも捉えられています。
生活習慣病とは、食事・運動・喫煙・飲酒・ストレスなど、
生活習慣が関与して発症する病気のことで、
日本の三大死因といわれる“がん”“脳血管疾患”“心疾患”は
全て生活習慣病の仲間だといわれています。
では、がんはどのような生活習慣が関係して発症するのでしょうか。
★がんの原因となる生活習慣は?
がんが発症する原因は加齢、感染症、化学物質、ホルモンなどさまざまですが、
がんにかかった人のうち男性53.3%、
女性27.8%は生活習慣や感染が原因と考えられています。
以下では、がんの原因になると考えられている
5つの生活習慣について解説します。
1・喫煙
がんの原因となるといわれている生活習慣のうち、
とくに影響が大きいのは喫煙です。
タバコを吸うと、肺がんはもちろん、
口腔こうくうがん・咽頭いんとうがん・食道がん・胃がんなどさまざまながんの
発症リスクが高まります。
実際に、男性29.7%、女性5.0%*が喫煙に関与して
がんを発症しているという報告があります。
また、本人がタバコを吸っていなくても、
周囲の喫煙者による副流煙を吸い込むことによって受動喫煙となり、
肺がんのリスクが高まることも分かっています。
国立がん研究センター社会と健康研究センター