甲田医師は日本で最初に少食を唱えた医師でした。
その医学的な根拠もさることながら、断食療法の基本となりました。
私も甲田療法の基本である少食、中でも朝食を抜くことは実践していましたが、
酵素栄養学を間違った受け止めをして、酵素断食を推し進めてしまいました。
また同時に甲田療法を軽んじてしまいまいました。
しかし、20年を経て、甲田療法を見直してみると少食こそ断食の基本であり、
それを発展させ、「超少食ファスティング」を2017年から、
今回、このブログで「甲田療法の原点」というカテゴリーを設けたのは、
もう一度、一から少食を学び直すためでした。
さて、甲田療法としての少食実践についてこれから紹介していきます。
1・急を要する場合の少食
これはいうまでもなく病気への対応です。そして健康な方は、
無理をしないようにと甲田医師はアドバイスされています。
ただBMI基準を超えた肥満は病気なので
このような「急を要する場合の少食」の範疇にはいります。
甲田医師のリストアップされた病名は
これは甲田医院での体験から、腸管内の宿便渋滞なのでまず、
宿便を除去しないと根本的な治癒はないといいます。
除去すれば良くなるという実証が紹介されています。
そして昼と夜は3分から5分のおかゆを5日間続ける
その後、下記のような献立に移行する。
・朝食を抜いて、生野菜の汁1杯
・生水、柿の葉茶 1日1~2ℓ
・昼は玄米75gと豆腐半分、ゴマ10g
・夕食前に生野菜の汁1杯
・夕食は上記の昼と同じ
・上記以外は一切、食べないこと
◎胃潰瘍(また十二指腸潰瘍)の悪化
・朝食を抜いて、生野菜の汁1杯
・生水、柿の葉茶 1日1~2ℓ
・昼は玄米粉90gで玄米クリームをつくる、おかずは豆腐半分
・夕食前に生野菜の汁1杯
・夕食は上記の昼と同じ
・上記以外は一切、食べないこと