例えば、マザーハウスというブランドでは、
バングラデシュの特産品ジュートを使用したバッグや小物が人気を集め、
日本には直営店があります。
ブランドを立ち上げた山口さんはバングラデシュの貧困の問題を解決するべく
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という信念の元、
フェアトレード製品でも品質向上を目指し、質の高い商品を作っています。
★オーガニック製品を選ぶ
オーガニック製品を選ぶことも、エシカル消費の1つです。
食品はもちろん、化粧品や衣類にもオーガニック認証のものがあり、
化学成分を使用せずに自然由来の原材料から作られた環境に配慮された製品です。
多くの化粧品で使用されている化学成分の中でも、
お肌に吸収されることにより健康に悪影響を及ぼすものあり、
排水を通じて海に流れ出たものが自然界に戻されると環境にも悪影響です。
また、多くの化粧品やオーガニック製品の中にも
動物実験を行っているものがあるため、自然界の動物たちが犠牲になっています。
オーガニック製品を選ぶことは、自然由来の成分が人体への安全性を守り、
動物の命を守り、クリーンな地球環境を持続させることを実現できる
「環境」に配慮した消費行動なのです。
★見分ける方法は認証マーク
オーガニック製品かどうかを見分けるには、オーガニック認証マークが
製品に付いているかを確認します。
オーガニック認証マークは世界的に数多くあり、海外では「エコサート」や
「USDA」などが代表的なオーガニック認証マークで、
オーガニック認証マークが付いていない製品は
「オーガニック」と名乗って販売することはできません。
★フードロスをしない
エシカル消費の具体事例の一つとして、フードロスをしないことがあります。
フードロスとは食品を余分に購入せずに、
必要な分だけを必要な時に購入することです。
フードロスは「消費期限内に食べきれずに廃棄してしまった」
「腐らせて廃棄してしまった」「外食で食べ残してしまった」などの
フードロスが多くの家庭で発生しています。
フードロスが起こることで廃棄量が増えてしまうだけでなく、
農家の人など生産者が丹精込めて作ったものをダメにしてしまうことで、
「環境」と「地域」の配慮に欠けた行動になってしまいます。