古代エジプト時代から使用されていたハーブです。
茎の繊維からはリネン糸が作られます。
フラックスの種からとれるフラックスシードオイル(亜麻仁油)は、
必須脂肪酸が豊富に含まれています。
ハーブティーはもちろん、ご飯やスイーツに混ぜたり、
いろいろな方法に使用できます。
フラックス写真フラックスの葉は灰緑色の細い葉が互生し、
花は青色の5弁花が咲きます。
花が終わると、丸いさく果を結び、卵型の平らな黄褐色の種を作ります。
宿根のペレニアルフラックスもあります。
フラックスには五千年の栽培の歴史があり、
キリストの遺体を包ん布(アマ布)は、この茎からとった繊維で作られていました。
種は、風邪などの呼吸器疾患のときに便利なハーブティーになります。
アマニ油としても知られており、土壌改良の効果もあります。
よく日のあたる場所で、肥沃な土を好みます。
繊維をとる場合は、花後に茎を刈り取り水につけて繊維を腐らせ、
たたいて繊維をとります種子が熟したら収穫し、乾燥させます。
フラックスは金運アップや魔除けと結びつけられていました。
フラックスの種子を持ち歩くと金運が上がると信じられていました。
フラックスは青色の花を付けるアマ科植物で,
フラックスシード(Flaxseed)またはリンシード(Linseed)と呼ばれる完熟した
乾燥種子を用いる。
パン,マフィン,シリアル(オートミール,コーンフレークなど)や
ブレックファーストバー用の素材として,全粒,半流動食,圧搾油などの形態で
一般的に流通している.全粒は生のまま,もしくは焼いて食べる。
瓶やソフトカプセルに充填される形で市販されている。
亜麻仁油は不足しやすい必須n-3脂肪酸であるα-リノレン酸の供給源であり,
50~60%のα-リノレン酸を含有する。
リグナン(多くの植物にみられるフェノール性樹脂)の最も豊かな宝庫でもあり,
他の食品の100~800倍もの量を含有する.最大生産供給国はカナダである。
★フラックスシードの効果効能
古代ギリシア時代から緩下剤として使用されていたように、
腸のトラブルにいい植物です。
食物繊維を豊富に含み、腸の蠕動運動の促進や、腸内細菌を増やす働きがあります。
高血圧や高血糖などが原因のアテローム性動脈硬化症の予防にも役立ちます。
更に、植物性のリグナンが、体内でフィトエストロゲンとして働き、それが乳がん、
大腸がん、一部の自己免疫性疾患に有効であることが報告されています。
★適応
・生活習慣病予防
・慢性便秘
・咽頭炎
・腸炎
★有効成分
油脂(リノール酸、α-リノレン酸)、フィトステロール、粘液質、
青酸配糖体、食物繊維★フラックスシードの使い方
★ティーの飲み方
小さじ1をすりつぶしお湯に入れ、5分蒸らす。