古代エジプト時代から、アラビアの医師によって
センナの葉は下剤として利用されてきました。
現在も、欧米ではお茶や粉末剤、シロップ剤などの形で幅広く使われています。
日本では、効果が強いため医薬品としての扱いです。
葉は番瀉葉(ばんしゃよう)という生薬として、
漢方薬としても多く用いられています。
果実と葉は医薬品となり、茎を食品として使用します。
センナの原産地はアフリカです。
その後、インド南端のチンネベリー地方でも栽培され、
チンネベリー地方にちなみ「チンネベリセンナ」という名前でも知られています。
高温、乾燥、強い日射を好むので、日本の気候での栽培は不向きです。
温室栽培などを利用すれば、育てることもできるようですが、
一般的には日本にはチンネベリセンナ、欧米にはアレキサンドリアセンナという
種類のセンナが多く輸入されています。
センナは、アフリカ原産のハーブの一種です。
医薬品として扱われるほど強力な成分を含んでおり、
その成分は胃や腸で消化されることなく大腸に直接届き、
腸を刺激し排便を促してくれます。
便秘でお困りの方におすすめのハーブですが、短期間での使用が推奨されています。
センナはセンノシドやアロエエモジン、ケンフェロールなどの
フラボノイドを含んでいます。
センナとは、アフリカ原産の植物でマメ科カワラケツメイ属に属します。
高さは2メートルに満たない常緑低木で、葉は5~7対の小さな葉をしており、
直径2.5cmほどの黄色い花を咲かせます。
薬用成分のセンノシドを多く含み、便秘解消に有効といわれています。
センノシドの働きはとても強力であるため、特に葉や実は、
日本では医薬品扱いとなっており、サプリメントや食品への配合は禁止されています。
センナの茎の部分を使った「センナ茶」は、日本でも販売されています。
特に頑固な便秘には、センナのさやが効果的といわれています。
カップに5個から10個のさやを細かくちぎり、
熱湯とひとつまみのしょうが粉末を加えて一晩おきます。
翌日、朝一番に飲むと腸が刺激され、便秘解消の効果が期待できます。
しかしセンナには高い便秘解消効果がありますが、一方で副作用も見られます。
腹痛や嘔吐を起こす可能性もありますので、適切な使用が大切です。
★センナの働き
センナに含まれるセンノシドは、葉に含まれるジアンスロン配糖体です。
胃や小腸では消化されず、そのまま大腸に到達します。
センノシドの働きによって、腸内への水分の流入を高めるため、便を軟らかくします。
また、センノシドは大腸で腸内細菌によってレインアンスロンという物質に変わり、
腸を刺激して排便を促します。
そのため、便秘の解消に効果が期待できます。
しかし、センナの長期にわたる使用は、
センナの刺激によるぜんどう運動に腸が慣れ、
自然のぜんどう運動が起こりにくくなってしまう可能性があるため、
控えた方がいいといわれています。
また、便が軟らかくなりすぎると、
便とともにミネラル分も体の外に出て行ってしまい、
ミネラルバランスが崩れてしまう恐れがあるため、
センナの常用も避ける必要があります。
センナが腸を刺激する際、筋肉の収縮も起こるため、
妊娠中の使用は禁止されています。
自然な排泄リズムを整えるためには、
便意を催したらそのリズムに従うことが大切です。
食事内容の違いなどによって個人差はありますが、
少なくとも1日に1回きちんと排泄できていれば、
排泄が困難であるがゆえの便の硬化を防ぐことができます。
十分な水分を摂り便に水分を与えることも大切で、
1日あたりおよそ2.5ℓの水分を摂ることが望ましいといわれています。
★便秘を解消する効果
センナにはセンノシドという成分が含まれています。
センノシドは胃や小腸で消化されず、そのまま大腸に届きます。
センノシドには、腸内の水分量を増やす働きがあるため、便を軟らかくし、
排泄されやすくします。
さらに大腸に到達したセンノシドは腸を刺激する物質へと変化し、
腸のぜんどう運動を活発にして排泄を促します。
センナを服用することで、便秘の解消が期待できます。