玄米には貴重なマグネシウムが多いのでマグネシウムの働きをみます。
マグネシウムは、体内で約300種類以上もの酵素の働きを助けるミネラルの一種です。
カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、
血液循環を正常に保つ作用があります。
1・基本情報
マグネシウムは、体内で約300種類以上もの酵素の働きを助けるミネラルの一種です。
カルシウムと密接な関わりがあり、骨の健康を維持する働きもあります。
マグネシウムは、体内で行われるほとんどすべての生合成や
代謝 の働きに必要なミネラルです。
地球上で6番目に多い元素で、様々な成分と反応した形で広く存在し、
酸化物、水酸化物、フッ化物、リン酸塩、炭酸塩などがあります。
これらは水に溶けにくい性質を持っています。
植物中に含まれるマグネシウムは、クロロフィル(葉緑素)という
光合成を行う物質の一部となって存在しています。
マグネシウムは人間の体内に約25 gあり、
その50~60%は骨に存在してカルシウムやリンなどとともに骨をつくっています。
残りの約20%は筋肉中に存在し、
そのほかの残りは多くが脳、神経、肝臓、血液、細胞内液に
たんぱく質と結合した形で分布し、
酵素の働きを助けて細胞で行われる機能に関わっています。
マグネシウムは、体内で7番目に多く含まれるミネラルで、
体内のミネラルバランスを整える上でも重要な役割を担っています。
また、マグネシウムは、体内で約300種類もの酵素の働きを助け、
三大栄養素である炭水化物 (糖質)、脂質、たんぱく質の代謝に関わっています。
三大栄養素からエネルギーをつくり出す過程では酵素が必要なため、
また、つくり出したエネルギーを効率良く利用するためにも
マグネシウムが働いています。
そのほか、マグネシウムはたんぱく質や核酸の合成を助ける働きもあります。
体内で起こる様々な生理機能を支えています。