2022年が終わろうとしています。
12月に読んだ本に「日本解体論」と
「世界で最初に飢えるのは日本」の2冊ががあります。
いずれも読んだ後には、ただため息しかでないほど
日本のゆくえはかなり深刻な暗闇が着実に進行しており、
大西洋で氷山に激突して沈没したタイタニック号状態だ
ということが分かってきました。
しかし、このような時代に生きている限り、闇の中であっても走り抜き、
生き抜けなければなりません。
その闇を照らす一条の光がヒルデガルトです。
このことに気づいたのが2022年最大の収穫でした。
愛知断食センター(AFC)を23年間も運営していましたが、
身も心もボロボロで疲れ果てしまいました。
ゆえに二度と断食施設には関わりたくなかったのですが、
私をもう一度、断食施設を開始する火付け役となったのです。
まさにこの本は一条の光だったのです。
そして豊田ではなしえなかったことを整理していくと少数の宿泊数で、
しかもレベルの高い、玄米菜食+発酵薬膳の
超少食ファスティングを提供していくことを決断しました。
そのプランをサイトに上手に落とし込んで作成していただく方とも
奇跡的な出会いがあり、その方に依頼して今日まで来ました。
その方から「サイトアップ後1年は来会者は来ないので忍耐して待ってください」
と言われましたし、「戦略的にブログも立ち上げてください」とアドバイスいただき、
このようなブログを毎日、休むことなく毎日アップしてきました。
そして毎日、投稿するために多くの本を読むことができました。
その中で、遂に今年、聖女ヒルデガルトの生涯を知ることになったのです。
すでに日本ではヒルデガルトの本も多く発行されていますし、
ヒルデガルト研究会もあるようですが、残念ながら
そのサイトをみるとかなりキリスト教とは異なる霊の持ち主が
関わっているのに唖然としました。
彼女はカトリック最大の修道女であり、ドイツを始め多くの研究がなされ、
ドイツでは1200年前のヒルデガルトが特に医学の分野で大変注目されています。
まだ日本ではあまり知られていないヒルデガルトですが、
1200年前に書かれたとは思えない的確な医学や薬草、
そしてハーブの知識と多くの啓示(=発見)は驚くべきものがあります。
何よりも私が惹かれるのは、ヒルデガルトの到達した霊的領域です。
ここに到達してみたいという切なる祈りをもって、
これから歩んでいきたいと願っています。
ファスティングに出会って20年目になる2013年に出会った本が
「Fasting Bride」(花嫁断食)でした。
アメリカで著名は牧師であるマイク・ピクルス師が書かれた
霊的に非常に優れたスピリチュアル・ファスティングの手引書であり、
私は人生の柱である断食の最終目標はこの本にある領域だと思って、
翻訳出版しました。
しかし、それを完璧に上回るのがヒルデガルトです。
そういえば1990年に出会ったのが、
「神の国の証人ブルームハルト父子」でした。
ドイツに多大な霊的祝福を与えた牧師親子です。
その中から20世紀を代表する神学者、K・バルトが輩出されています。
ヒトラーに抵抗運動を起こしたドイツ告白教会の指導者です。
戦後のドイツの霊的な基盤は、
K・バルトによって形成されたといって過言ではありません。
ヒルデガルト、ブルームハルト父子と
ドイツの霊的祝福の恩恵の露に預かれる恵みを感謝を覚える2022年でした。