昨年、12月22日に「健康しが」(注・01)の定例会に参加しました。
滋賀県では健康に最も関心が高いはずの研究会、交流会ですが、
私は断食について、毎回、発題をさせていただいていますが、
今回は、「空腹時間を20時間することで健康」
そして「食べ過ぎはあなたの身を亡ぼす」と話したのですが、
共鳴者ゼロには驚きました。
発題した4名のところに集まりグループ討議となったのですが、
私のところには誰も来なかったのです。
これが滋賀県の現実なのです。
「日本人の胃袋を支配せよ」に
マインドコントロールされてきたかを物語る光景でした。
そして日本は正直、過食でこの国は滅亡することを、
2000年前のローマ帝国の滅亡から謙虚に学ばなければならないのです。
ローマ帝国は2つの理由で滅亡したのです。
A・男女混浴普及で性の著しい乱れた。
B・世界中から集まり食糧に溺れ、過食嘔吐が流行した。
その証拠はポンペの発掘調査で明らかになったのです。
これで帝国を支えた優れた兵士の力がそぎ落とされ、北からの敵に侵略され、
次々と敗れて、東西に帝国は分裂し、崩壊していきました。
これに類似することが1945年・敗戦から77年目の日本の姿ではないでしょうか。
そして日本を覆っているのは、実に食べ過ぎ、飲み過ぎの横行であり、
若い女性を中心に男も女も過食が日本人を毒しています。
特に新型コロナが流行して3年になりますが、そのために増加しているのが、
食べ過ぎと飲酒による肥満です。
これを解決するのはファスティングしかありません。
そこでまずは私たち藤樹の宿のベースになっています
甲田療法の中核である朝食を抜くこと、
そして酵素栄養学の立場で書かれた鶴見医師の
「朝だけ断食で9割の不調が消える」(学研プラス・2015発行)から、
せめて空腹で病気にならず、クスリも手放させる方法を紹介し、
私の体験、他の学びも加えて連載していきます。
最初の話に戻りますが、滋賀県は確かに平均寿命日本一なのですが、
このようなファスティング認識でありながら、
日本一ということは日本全国は滋賀県以下だと思うと
何かため息が出ますが、忍耐してこれから連載していきます。
「健康しが」(注・01)
令和4年12月23日に厚生労働省が公表した「令和2年都道府県別生命表」において、滋賀県の男性の平均寿命が1位(82.73歳)、女性が2位(88.26歳)となり、昭和40年から5年毎の実施で12回目となる今回において、男性の平均寿命は、前回(平成27年)に続き、全国1位となりました。また、女性の平均寿命についても前回4位から2位に上昇し、滋賀県が全国トップクラスの長寿県になりました。平成27年を機に滋賀県知事の肝いりでスタートしたのが「健康しが」という研究交流会です。