私たちが消費社会に慣れてしまっていますが、
そのような裏側、つまりその壁の向こうには、
1・環境破壊
2・人権侵害
3・貧困
4・生物多様性の損失
など様々な問題があり、
それを認識しないと結果的にはその問題を知らないどころか
加担してしまっているのです。
スーパーやネットで気楽に買っているけれども
一度、立ち止まってこれらのことを考えてみる必要があるのです。
しかし、その意識をもってみると何と大きな罪を上記1~4に対して
犯し続けていることか計り知れないです。
末吉さんはこの背後に隠された事実を知って
唖然として大きなショックを覚えたと「エシカル革命」の中で書いておられますが、
その通りです。
そして私たちがしなければならないのは、
その壁の向こうで起こっている事実に目を止めなければならないことです。
そしてその事実を正しく認識すれば、当然、行動も変わります。
ドイツの首都ベルリンに街の中にTシャツの自動販売機が置かれたそうです。
安いのでその自販機に多くの人が集まります。
そしてコインを投入すると
その安いTシャツを作った様子を写した動画が画面に出るようになっており、
それに「搾取工場で働いたTシャツです」と出るのです。
そして音声で「このTシャツは
1日、16時間労働で自給13セントで苦しい思いをして作ったものです」というのです。
そして買いにきた人は
A・購入する
B・寄付する
のどちらかを選択するようになっています。
この自販機の結果は大半の人がBを選んだそうです。
相手が見えると人は変わるという実験の自販機であったことを
末吉さんは紹介されていますが、日本でこの実験をする価値はあります。