1・黒酢とは
黒酢は私たちの体に欠かすことのできないアミノ酸を豊富に含んでおり、
疲労回復や血液をサラサラにして生活習慣病を予防するなどの働きを持っています。
黒酢は、様々な料理にも使用され、調味料としても優秀な健康食品です。
以前は黒酢の明確な定義がなかったために、
色さえ黒ければ黒酢として品質を問わずに販売されていた時代もありましたが、
「原料として米または米に小麦もしくは大麦を加えたもののみを使用し
、酢1ℓにつき180g以上の原料を使用し、かつ、発酵・熟成によって
自然に褐色または黒褐色になったもの」を黒酢の定義としています。
2・黒酢の生産地
約200年前の江戸時代後期(1800年代)から生産されています。
中国の商人が香酢を伝えたことが始まりとされています。
一年を通しての温暖な気候に恵まれるなど黒酢づくりに最適な条件が揃った土地です。
また、米の生産地として有名な新潟県でも原料となる
米の品質にこだわった玄米黒酢が生産されています。
3・黒酢の特徴
クエン酸などの有機酸やビタミン、ミネラルなどの健康成分が豊富に含まれています。
BCAAやアラニン、チロシン、トリプトファン、アスパラギン、
リジンなどが挙げられます。
4・黒酢の効果
黒酢には健康と美容に幅広く働きかけるアミノ酸が豊富に含まれています。
また、体内で様々な働きをするクエン酸や酢酸などの有機酸も含まれているため、
以下のような健康効果が期待できます。
・疲労回復効果
人が疲れを感じるのは、乳酸という疲労物質が体内に蓄積しているためです。
乳酸は通常なら代謝[※3]によって自然と消費されますが、
代謝機能が衰え乳酸が体内に増えると体の様々な筋肉と結合して溜まってしまい、
疲労を感じるようになります。
運動後や頭を使った後の疲労回復に効果的です。
グリコーゲンの分解を抑え失われたグリコーゲンの回復を促します。
さらに、黒酢にはBCAAという筋肉を構成する重要なアミノ酸が多く含まれています。
BCAAとは、筋肉のたんぱく質を構成するバリン、ロイシン、
イソロイシンという3つの重要なアミノ酸の総称で、
運動をする時のエネルギー源として働きます。
黒酢を摂取することで運動時の持久力を高めたり、
疲労を軽減する効果が期待されています。
・血流を改善する効果
ドロドロであるといわれています。
血液がドロドロになるのは、栄養バランスの悪い食生活や睡眠不足、
喫煙、ストレスなど生活習慣の乱れが大きな原因です。
血液がドロドロになると、血液の流れが悪く、血流が滞った状態になり、
悪化すると高脂血症[※6]になります。
動脈硬化を引き起こしてしまう危険性が高まります。
動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞といった生活習慣病の発症リスクを高める、
という指摘もあり注意が必要な症状です。
血液の循環を改善し、サラサラの血液にしてくれます。
生活習慣病予防や血圧低下に効果的です。
5・免疫力を高める効果
免疫力が弱まると病気にかかりやすくなったり、病気が治りにくくなります。
病気に抵抗する免疫細胞が増えるため免疫力が強まります。
(わかさの秘密から)