今では空腹=ファスティングが流行語になっていますが、
朝食を抜くことを提唱しておられた医師は、
青木医師よりも50年前に甲田光雄医師と30年前からは、
鶴見隆史医師が提唱しておられますが、
今回、鶴見隆史医師の酵素栄養学の立場で書かれた
「朝だけ断食で9割の不調が消える」(学研プラス・2015発行)を
ベースに朝食を抜くことの重大さをもう一度、
初歩から学んでいきたいと思います。
さて、今でも朝はしっかり食べるのが「健康にいい」と信じて、ある人は
・日本食派ならば、白ご飯、味噌汁、納豆、焼き魚、漬け物
・洋食派ならば、食パン、コーヒー、目玉焼き、サラダ
このメニューはファミレスでもおなじみです。
そして食育基本法(注・01)では、
朝食を含めた3食をしつかり食べることを強く奨めています。
しかし、その朝食こそ健康を害いすると甲田医師も鶴見医師も
50年間、指摘していますし、3年前にベストセラーとなった青木医師の指摘です。
鶴見医師はこういいます。
「朝食はカラダのバランスがいいからだという問題ではなく、
朝食を摂ることそのものが病気の原因になるのです。
私は医師の立場で責任を持って朝食をたべるべきではない」と断言されています。
そして日本の肥満は見ただけでも肥満と分かる体形以外にも内臓肥満(注・02)
食育基本法(注・01)
食育の基本理念を定め,国,地方公共団体等の食育に対する責務を明らかにし,食育に関する施策の基本事項を定めた法律。2005年6月公布,7月施行。食育とは健全な食生活を実現し,食文化の継承,健康の確保等が図れるように自らの食について考える習慣や食に関する知識・判断力を身に付けるための学習等とされる。制定の背景には,近年顕著となった栄養バランスの偏りや不規則な食事形態,糖尿病など生活習慣病(成人病)の増加,BSE(狂牛病)や食品の内容表示など食の安全の問題,食料自給率の向上といった課題がある。施行に伴って内閣府に食育推進会議が置かれ,2006年3月に食育推進基本計画が策定された。
(百科事典マイペディア)
内臓肥満(注・02)
肥満は皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満に分かれます。内臓脂肪型肥満は、腹腔内の腸間膜などに脂肪が過剰に蓄積しているタイプの肥満で、下半身よりもウェストまわりが大きくなるその体型から「リンゴ型肥満」とも呼ばれます。男性に多く見られるのも特徴です。またBMIが25未満で、肥満ではないものの内臓脂肪が蓄積している場合もあり、俗に「隠れ肥満症」と呼ばれることがあります。この内臓脂肪型肥満を高血糖・脂質異常・高血圧などの上流に置き、内臓脂肪の蓄積を防ぐことが心臓病をはじめとする生活習慣病の予防につながる、と考えたのがメタボリックシンドロームの概念です。(e-ヘルスネット)