★和歌山県・横山さん(男性・66歳)の要旨
17歳まで質素な食生活でしたが、戦争で軍隊に入り、
激しい運動の反動で甘いもの大好きとなり、暴食の癖がつき、
内地に戻ると黄疸が出て急性肝炎で1ヶ月入院。
1952年に結婚してから肉、魚が多くなり、野菜は減ってお酒の飲む量が増えて、
食生活は乱れ、妻が腎炎となり入院を繰り返し、甲田先生を知り、
玄米も食べるようになったのです。
しかし、酒は止められず、食も乱れていましたので私にも異常が出てきました。
1983年頃からアレルギー性の症状が出て、
花粉症のような症状が強くなっていきました。
仕方なく現代医学に身を任せましたが治らず、甲田先生の食事指導を受けました。
・朝食・・・生野菜泥汁 1合
・昼食・・・玄米クリーム 米90g、豆腐 1/2丁
・夕食前・・生野菜汁 1合
・生水、柿茶 1日6合
・上記以外は何も食べない、飲まない
このような指示を受け、
このような厳しいものを実行するのかと不安にかられましたが、
やってみたらそう辛いこともありませんでした。
それどころかかえって体が調子よくなってきました。
そして疲労感がなくなり、アレルギー症も軽くなって、
2ヶ月目には完全に治っていました。時々倦怠感も出て、
甲田先生に聞くと一過性なので安心だと言われました。
1000㌍の少食にも関わらず、体重も一時は減っていきましたが、
途中から増えていきました。
そして半年後、ますます体調は益々良くなり、便通もよくなり、
しかも寒さにも強い体になっていました。これを実行して分かったのは
・現代医学の先入観があった
・少しの食事でも大丈夫
・少食について誰が何を言おうとも自分の体験で正しいと確信した
・その確信後も1日1000㌍の食事を続けていますが、
時々、美味しいものを食べたいという誘惑が襲いますが
これから無の境地にいたって生涯、続けていきたいと思います。
【解説】
66歳でこの境地に至ったことは実に素晴らしいことです。
1990年の時の感想なので今も生きておられたら、
99歳ですがいかがでしょうか。私もかくありたいです。