アメリカはアイスクリーム大国です。
アイスクリームはヨーロッパですが、18世紀に移民によって
アイスクリームが伝わったアメリカではナンシー・ジョンソンという主婦によって
手回しのクランク式の攪拌機が発明され、
1851年に牛乳屋ヤコブ・フッセルが、余った生クリームを処理するために
世界初のアイスクリーム製造工場を造ったのです。
この後、アイスクリームは量産品と、生洋菓子にはっきり分かれるようになります。
1867年にドイツで製氷機が発明されると、この冷凍技術と酪農の発達に伴い、
アイスクリームの工場生産時代を迎えます。
1881年にウィスコンシン州のエド・バーナーによって発明された
アイスクリームサンデー(Sundae)は、バーナーは日曜日に、
5セントでデザートを提供します。
そして禁酒法時代(1920年 - 1933年)のアメリカでは、
バーに代わって人々の社交の場となったソーダファウンテンで提供され
アイスクリームは急速な普及を見せます。
ビール販売を行えなくなった大手ブルワリーでは、
アイスクリームの製造が始まります。
アイスクリームの消費量は急増し、健康食品としての宣伝も行われ、
アイ・スクリーム・バー、グッドユーモア・バー、ポプシクルなど、
様々な棒付きアイスクリームやアイスキャンディが考案され、また普及していきます。
第二次世界大戦中のアメリカ軍でも将兵の士気を向上させるべく大量に供給され、
アイスクリームの製造と運搬を専門に行うアイスクリーム・バージも調達されます。
アイスクリームも添加物のないハーゲンダッツのような素材が
シンプルなものから添加物が相当使用されている安価なものまであります。
たとえば「カロリーコントロールアイスバニラ」は
・ポリデキストロース
・乳製品
・豆腐
・還元水あめ
・乳たんぱく
・植物油脂
・食塩
・バニラビーンズ
・香料
・乳化剤
・安定剤(増粘多糖類)
・甘味料(スクラロースなど合成甘味料)
等 他の添加物も使用されています。