今年で30年間、断食指導していますが、最も多かったのが、
摂食障害(注・01)の娘さんたちです。
1995年から数年間はクリスチャンで摂食障害者の来会はほぼゼロでしたが、
クリスチャンが全く来なくなって、5年後の2005年から
突然、摂食障害、なかでも過食症の娘さんたちがかなり来会されるようになりました。
そして来会される理由が分かってなお驚きました。
2005年当時は宿泊費が1泊、3500円でしたが、
毎日、過食で食べる金額が7000円から1万円前後なので、
山の中にある当施設に滞在しているならば、その半額以下で済み、
しかも食べ過ぎで体が疲弊しているので癒しによい等の理由でした。
調べれば摂食障害の原因、対処など分かりますが、
ではどのような解決策が的確なのかはこの病になる
プロセスや症状は多様性があるので簡単に書くことはできません。
ただ過食の場合、様々な病気になる可能性が高い(注・02)ので、
断食することがそれらを防ぐものとなるので
日本国内の断食施設に行くケースが多いのです。
特に宿泊費が安かった私たちの施設に多くの方が来られるようになったたわけです。
クリスチャンが大半を占めていた時は、
そもそも摂食障害の方には出会ったことがありませんでしたので、
一つの解決方法はキリスト信仰にあるように思えてなりません。
また、2000名近い摂食障害者と接していて、
カウンセリングも多く実施してきましたが、
確実に有効な方法は聖書の中にあることは間違いないのです。
摂食障害(注・01)
食行動の重篤な障害を呈する精神障害の一種である。近年では嚥下障害等の機能的な摂食障害との区別をつけるため、中枢性摂食異常症とも呼ばれる。厚生労働省の難治性疾患(難病)に指定されていたが、2015年7月より対象外となった。患者の極端な食事制限や、過度な量の食事の摂取などを伴い、それによって患者の健康に様々な問題が引き起こされる。主に拒食症と過食症の総称である。人間関係の問題などの心理的なストレスが原因となる場合が多い。摂食障害は大きく拒食症、過食症に分類される。拒食と過食は相反するもののように捉えがちだが、拒食症から過食症に移行するケースが約60 - 70%みられたり、「極端なやせ願望」あるいは「肥満恐怖」などが共通し、病気のステージが異なるだけの同一疾患と考えられている。(ウィキ)
過食のため様々な病気になる可能性が高い(注・02)
体重増加(肥満)、逆流性食道炎、胃拡張(壊死、穿孔、胃破裂[68])、糖尿病、高脂血症、高血圧症、糖尿病性ケトアシドーシス、脂肪肝(ウィキ)