うつ病(注・01)は心の風邪というキャンペーンで心療内科が増加しましたが、
日本では残念ながら精神医学のバイオロジカルな
「精神病は脳の疾患・化学物質による変調」とする立場から、
「精神病は脳の病気だ」というドイツ精神医学が主流を占めます。
しかし、うつ病は、精神分析学者のジークムント・フロイトらの精神分析派が
世界の主流を占めていきます。
このため心理カウンセリングが発達していきましたが、
日本ではバイオロジカルなうつ病として扱われ、
これまでの統合失調症(注・02)とともに
精神病院が世界ではかなり多く建設されていきました。
私は断食施設をオープンすると同時にうつ病の方が多く来られるようになり、
これまで日本の精神病院を始めとする治療方法に疑問を持つようになりました。
1999年に国家公務員のAさんが奥さんとともに断食に来られました。
仕事がかなりハードで睡眠不足からうつ病になり、
数種類の精神科で処方されるクスリを飲んでおられました。
断食期間中にそのクスリを断とうとされたのですが、
身体が硬直化してしまい、歩くこともままならず、
やむなく飲んでいただきましたが、このような症状の方がその後も多くあり、
断食がかなり効果があると確信するようになりました。
そして私自身がうつ病に数回以上なってもおかしくないところを通過したのですが、
ならなかったのは、断食のおかげでした。
また更年期うつになった現在の妻も断食で癒されています。
うつ病(注・01)
一般的な精神障害であり、より厳密には精神障害内の気分障害内の一つ。主な症状として、少なくとも2週間にわたり抑うつ気分(悲しみ・苛立ち・虚しい感覚)や、喜びの喪失〔アンヘドニア〕や活動的興味の喪失が続く[4]。他にあり得る症状としては集中力低下、過剰な罪悪感、自尊心の低下、将来への絶望、死や自殺についての考え、不安定な睡眠、食欲や体重の変化、疲労感、エネルギー低下感など[4]。WHO(世界保健機関)の推計では、全世界の成人の5%が罹患している。(ウィキ)
統合失調症(注・02)
自分が他者からコントロールされていると考え、思考、知覚、感情、言語、自己の感覚、および行動における他者との歪みによって特徴付けられる症状を持つ、精神障害の一つである。青年期以降に後天的に発症し、症状は徐々に進行していく特徴がある。この精神障害は「統合失調症スペクトラム障害」の一つであり、症状が進行しやすい。日本では2002年まで、精神分裂病(せいしんぶんれつびょう)と呼称されており、2002年から「統合失調症」という呼称に改訂された。(ウィキ)