私は断食指導を開始してから30年になります。
そして断食施設を開設して28年間が経過しました。
現在73歳ですから、働き盛りの45歳から今日まで30年間、
まったく病気もせずに断食施設を運営できたのは神の憐みと祝福です。
そして私は天に召されるまで断食の普及のために働きたいと祈っています。
まずは断食施設という宿命でしょうか、
必ず、土日、祝祭日、年末年始、GWなど一般の方が
休まれる日に来会者が来られますので、
その日には、仕事をせざるを得ない状況でした。
しかし、保険の代理店を営んでいた時は、その真逆で、
普通のサラリーマンと同じように休むことができ、
海外への家族旅行や研修、また営業にも出かける余裕がありました。
そして私は境界性人格障害者であった2番目の妻と縁を切って、
脱出したのが2015年でしたが、豊田市以外のところで
4月15日に書いたように新たな断食施設を開設する準備を開始しました。
私とともに行動する優秀な男性スタッフも与えられていましたから、
まず第一候補は大分県の湯布院でした。
しかし、この男性スタッフの事情で私一人で開設することになり、
老後のことを考えて、私の実家にも近く、景観がよく、自然環境もよく、
また断食施設が比較的、少ない関西圏に絞り込んでいきましら、
琵琶湖の北部(注・01)だということになり、
長浜市を中心に古民家を探すことにしました。
そして古民家(空き家)探しはおよそ1年間を要しましたが、
ようやく101件目で見つかったのが、長浜市の反対側である高島市でした。
琵琶湖に突き出た船木地域は琵琶湖の景観がどこよりも優れていましたので、
ここに決めました。
そして2017年6月3日(私の誕生日)にようやくオープンしました。
琵琶湖の北部(注・01)
私が豊田を脱出したのは65歳でした。そして藤樹の宿をオープンしたのは、67歳なので10年間はここで運営すれば75歳になりますから、いつかは体力も落ちていきますので、老後設計上、私の生まれ故郷である三重県いなべ市まで自動車で1時間半のところが決め手となりました。