最近は断食施設に仏教系の断食道場、またホテル系の断食施設、
そして医師が断食施設を運営する時代となってきました。
この三者とも共通点は、贅沢な資金があり、
その資金でGoogleアドワーズの広告に資金投入を開始したため、
アドワーズの広告費用が、十数倍に跳ね上がったのです。
これでは藤樹の宿のような小規模では、広告競争では
資金的に到底、勝ち目はありません。
断食施設というニッチな世界に向かって資金を投入するこのような人たち、
断食とは何かを分かって開業したのか、私は大きな疑問を持ちます。
なぜなら真の断食とは下記の聖書の通りだからであり、
少なくとも上記の三者はこの聖書の断食思想とは
かなり解離していているからです。
58:6 わたしの選ぶ断食とはこれではないか。
悪による束縛を断ち、軛の結び目をほどいて/虐げられた人を解放し、
軛をことごとく折ること。
58:7 更に、飢えた人にあなたのパンを裂き与え/
さまよう貧しい人を家に招き入れ/裸の人に会えば衣を着せかけ/
同胞に助けを惜しまないこと。
58:8 そうすれば、あなたの光は曙のように射し出で/
あなたの傷は速やかにいやされる。あなたの正義があなたを先導し/
主の栄光があなたのしんがりを守る。
58:9 あなたが呼べば主は答え/あなたが叫べば/
「わたしはここにいる」と言われる。軛を負わすこと、
指をさすこと/呪いの言葉をはくことを/あなたの中から取り去るなら
58:10 飢えている人に心を配り/苦しめられている人の願いを満たすなら/
あなたの光は、闇の中に輝き出で/あなたを包む闇は、真昼のようになる。
預言者イザヤが語っている断食を更に進化させたのがイエスの言葉であり、
その他の宗教では絶対にありえない真実な断食そのものを指し示すものであり、
これを超える断食思想はありません。
マタイによる福音書
9:15 イエスは言われた。
「花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。
しかし、花婿が奪い取られる時が来る。
そのとき、彼らは断食することになる。