真のファスティング、世界標準のファスティングは聖書しかありません。
創世記は
・天地創造と原初の人類
・イスラエルの先祖たち
・ヨセフ物語
と大きく3つに分ける物語で、これらは別の物語でしたが、
全く成立過程の異なった物語を、
連続する物語としても読めるように再編集したものです。
そして創世記を含むモーセ五書が現在の形に編集された時期は、
およそ紀元前550年前後のバビロニア捕囚期とされています。
紀元前586年、南王国の首都エルサレム神殿が破壊し、
主だった者は全員、バビロン捕囚となって異教の地へ強制移住させられますが、
そこでユダヤ民族が崩壊しないように自分たちのルーツを文章化していったのが、
モーセ五書(トーラといい創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)です。
トーラは後にトーラは、プトレマイオス朝エジプトのファラオであった
レビ族の書記官たちがギリシャ語に翻訳した律法の題名です。
そして現在、世界の55%の人たちは、トーラが基礎になっています。
中でも創世記の記事を知らないと
世界の半数の人たちとは会話もできないことになります。
ましてやファスティングの中核が創世記にあるということは常識中の常識であり、
知らなければファスティングの本質が分からないだけではなく、
失笑されていまいます。
ではその創世記の天地創造物語から
ファスティングの本質を紐解いていきましょう。
その前に
創世記・天地創造の記事はこのように書かれています。
1:1 初めに、神は天地を創造された。
1:2 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
1:3 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
1:4 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
1:5 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
天地創造は、まずこのような書き出しではじまりますが、その天地創造は、
7日間で終了します。この7日間を断食日の7日間に置き換えてみましょう。
私たちは体も心もまさに
「1:2 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり」
の状態ではなかったでしょうか。
私たちの体と心に日常生活の混とんとした滓や多すぎる体と心の重荷のために
「混とんとして暗い」ものではなかったでしょうか。
それゆえに疲れやすく、すでにもう病気になってしまっている場合もあります。
体の不調に押さえ込まれてしまっているかもしれません。
心身ともども内側を浄化しますと新たな創造を取り戻すことができるのです。
私たちはファスティングで今までの飽食を断念することにより、
神に創造の歴史を体感することができるのです。
体に有毒なもの、
有害物質や魂や体の負担になる暗闇を追い払うことができるのです。
そうすれば「光あれ。」と言われたように私たちに光が突入するのです。
それが真のファスティングの本質なのです。
これを体感しないファスティングは偽物だということです。