世界トップの座に君臨してきたテニスプレイヤー、ノバク・ジョコビッチ選手彼が
実践したグルテンフリーの食事法では、
グルテンを含むものはすべて食べられません。
グルテンを含む原料は、小麦、大麦、ライ麦、デュラム小麦です。
さらに、つなぎなどで小麦やグルテンを使用している製品も避けなければなりません。
一見小麦が入っているように見えなくても、
そうした食品は意外に多く、膨大な数にのぼります。
<グルテンを含む食べ物例>
パン、パスタ、ピザ、シリアル、ラーメン、うどん、そば(十割そばは除く)、
お好み焼き、中華まん、たこ焼き、餃子、焼売、ワンタン、春巻、焼き菓子やケーキ、
スナック菓子、フライやてんぷらの衣、ハンバーグ(つなぎに小麦粉使用)、
シチューやカレーのルー、ビール、発泡酒、麦焼酎、スコッチ、バーボン、ウォッカ、
調味料(醤油、ドレッシング、ソース、スパイスなど小麦使用の場合がある)、
植物油(小麦胚芽油)、穀物酢、サプリメント(カプセルの結着剤に使用)
などです。
これらを完全に排除するのはかなり大変なこと。
グルテンフリーを実践するためには、
商品ラベルで小麦やグルテンを含んでいないかを必ず確認する必要があります。
ネットで買えるようになっています。
なお、グルテンフリーは糖質制限と混同されがちですが、似て非なるものです。
糖質制限の場合は、糖質が高いものをすべて避ける・制限するのに対し、
糖質制限では摂取を控えるべきとされる糖質の高い米や
イモ類、砂糖などは食べて大丈夫です。
グルテンフリーで気を付けなければならない点は、
摂取を避けることで体内のたんぱく質が減ってしまいがちなこと。
グルテン摂取に問題のない人がグルテンフリーをやりすぎるのは危険です。
さらにダイエット目的でグルテンフリーのファスティングを行う人も増えていますが、
何も勉強せずにダイエットに使用するのは止めた方がいいのです。
日本では、全面的にグルテンフリーに取り組んでいる飲食店は少ないのが現状です。
外食産業ではアレルゲン表示の義務はないので、対応は店側に委ねられています。
グルテンフリーを実践している方は、
アレルゲン表示や低アレルゲンメニューのある店を選ぶ、もしくは、
メニューの中からグルテンが含まれていないものを選ぶ場合が多いようですが、
本当にグルテンが含まれているかどうかはわからないため、
躊躇することが多いようです。
しかし、日本でもグルテンフリー食材を扱う店が増えてきているのは確か。
パスタの代用品となる乾燥しらたきは、
低カロリーでヘルシーな食品「ZENパスタ」として海外で人気です。
米粉やとうもろこし粉、大豆粉を使ったグルテンフリーのパスタや粉なども
徐々に種類が増えてきています。